近年は驚くほどの『健康志向』が人々の生活の中に定着しましたよね。

少し前なら「青汁=罰ゲーム」くらいのイメージがあったのですが、最近は自らすすんで「青汁を日常に取り入れてみよう!」という意識を持たれる方も多いようです。

しかし、健康食品であるがゆえに「継続が大事」、でも継続するとなるとコストが負担…と、少しせつないハードルにぶつかる人も非常に多いです。

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そんな中、テレビCMや雑誌広告などでパッと目を引くのがダイレクトテレショップ販売の「青汁三昧」というアイテム。

定期的に買うことで驚くほど価格が安くなるので、1年以上の継続でも負担が少ないというのが魅力です。

しかし、実はこの商品の口コミ評価はやや辛め。

なぜそのような評価になるのでしょうか?販売総数10億杯以上という売れ筋青汁の、破格の理由を確認してみましょう。

目次

1.青汁三昧ってどんな青汁?
1-1.ケール・ゴーヤ・大麦若葉のミックス
1-2.価格がとにかく安いので続けやすい
1-3.口コミ評価はやや低め

2.「飲んでみた」「試してみた」人の感想は?
2-1.飲みやすいけど…薄い
2-2.人工甘味料の味が強い
2-3.青汁初心者ならおすすめ

2-4.安全性に不安がある
3.ここが不安!青汁三昧の成分を分析
3-1.ネット評価を見ると…原料が”中国産”?
3-2.青汁原料より多い人工甘味料
3-3.健康的に良くない添加物の表記も
3-4.ビタミン類の含有率が低い

4.◯◯な悩みに効果はある?口コミと合わせて調査
4-1.便秘解消への期待値は◯
4-2.ダイエット効果への期待値は✕
4-3.美肌づくり・エイジング対策には△

5.妊婦さんや胃腸虚弱タイプの人は注意!
5-1.気をつけたい!知っておきたい食品添加物のリスク
5-2.妊婦さんに必要なビタミン類の配合が少ない
5-3.難消化性デキストリンの配合量が多い

6.青汁三昧と青汁三昧ライトって何が違うの?
6-1.青汁三昧ライトとは
6-2.価格がやや上がる
6-3.メリットは”人工甘味料不使用”

7.まとめ

1.青汁三昧ってどんな青汁?

まず初めに、青汁三昧に使われている青汁成分や特徴を確認しておきましょう。

「青汁」というだけでも国内に数百種類は販売されていると言われています。大きな違いは原料となる野菜によるところが大きいので、自分の目的に合わせたものを選ぶためにも原材料は購入前にチェックしましょう。

1-1.ケール・ゴーヤ・大麦若葉のミックス

青汁三昧はダイレクトテレショップが販売している健康食品で、3種の青汁成分をミックスしているのが特徴のひとつです。

キャベツの仲間でもあるケールは緑黄色野菜の主要栄養素のひとつ「ベータカロテン」を非常に多く含んでいて、細胞にたっぷりとビタミンを届ける役割も果たします。

また、沖縄料理にもよく使われているゴーヤのビタミンは「熱に強く加工調理をしても栄養素が壊れにくい」という特質があって、美肌づくりに欠かせない「ビタミンC」を効率よく摂取することが出来ます。

苦味の少ない大麦若葉は、食物繊維やビタミンを補給しやすく、さらに鉄分なども豊富なので、貧血や慢性的な疲労感によく働くとされています。

これら3つをブレンド配合し、現代人が陥りやすい”野菜不足”を補おうというアイテムとなっています。

1-2.価格がとにかく安いので続けやすい

青汁三昧の広告でぱっと目を引くのは、とにかくその価格の安さ。

商品名定期コース1箱の価格一杯あたりの価格
青汁三昧3,000円/60およそ50円
サントリー極みの青汁3,600円/30包およそ120円
ユーグレナファームの緑汁3,780円/31包およそ121円
マイケアふるさと青汁3,420円/30包およそ114円

他社の定期コース1ヶ月分と比較すると、1杯およそ50円と破格と言っても良いくらいの安さです。
これ以外にも、3箱購入するなどの別の購入方法もあり、さらに特典などがついてきます。

この価格の安さであれば、「青汁を飲み始めるけど初期投資が…」と壁に当たってしまうことや、「継続したいけどコストが…」といったよくある経済的な悩みも解決しやすいと言えますね。

1-3.口コミ評価はやや低め

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3種類の青汁成分をミックスし、かつ価格が非常に安い、この2つの特徴を見ると非常にコスパに優れた逸品のように感じられる人も多いと思います。

しかし、インターネットで口コミ評価を確認すると、どうやら青汁三昧はやや低めであることがわかります。

また、おそらくは価格の安さもあり「実際に飲んでみた」という感想も他の製品に比べても多いのですが、そうした感想を見ているといくつかの共通点があることがわかりました。

なぜ評価が低くなってしまうのか、多く寄せられている感想などを元に確認してみましょう。

2.「飲んでみた」「試してみた」人の感想は?

2-1.飲みやすいけど…薄い

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実際に飲んでみた、という方の感想の多くが「薄い」「風味をあまり感じない」というものでした。

青汁三昧は「飲みやすさ」も商品PRのひとつとして大々的に宣伝されているので、青汁の苦味が苦手という方にとっては魅力的なものなのですが、「苦くない」ということと「薄い」ということはややニーズがズレてしまっていると感じるのが消費者の本音です。

味覚は個人差もあり、これくらい薄いほうが良いという感想ももちろんあるのですが、多くの方は「ちょっと物足りない、効果があるのか不安になる」とやや首を傾げたくなるようですね。

2-2.人工甘味料の味が強い

「薄い」という味覚的な感想と併せて多く見られるのが、「甘い味が強く、人工甘味料を多く使われているように思える」というもの。

これについてはのちほど詳しく取り上げることと致しますが、実は青汁三昧にはいくつかの人工甘味料が使用されていて、それによって苦味や青臭さをフォローしている部分が大きいのです。

人工甘味料を使用していない青汁を飲んだことがある方は、「風邪薬のシロップのような甘さに驚く」と表現される位に甘みを強く感じるようです。

逆に、甘いので牛乳などで割らなくても飲める、とメリットを感じている方もいらっしゃるようなので、この甘さについても賛否両論といったところかもしれません。

2-3.青汁初心者ならおすすめ

苦味が少ない上に、やや甘口に仕上げた商品なので、初心者の方の最初のきっかけとしては良い、という意見も複数見受けられました。

ゴーヤやケールなど苦味成分が非常に多いものを意欲的に摂るというのは、実は非常に難しいことです。

最初の2~3日は気合いで続けられたとしても、「美味しくない」と潜在的に刷り込まれた食品を1ヶ月、半年、1年と継続しなくてはならないというのは、自分で思うよりも格段にストレスになります。

そのため、「美味しくない」という意識を持たず続けられるよう最初の1杯は薄口の飲みやすいもので慣れていく、という考え方の人には良いアイテムなのかもしれませんね。

2-4.安全性に不安がある

味に対しての感想が多く寄せられていましたが、同じくらい多かったのが「食品としての安全性に不安がある」というものでした。

こちらも後述しますが、原産地について不明な点が多かったり、医学的研究視点で見たときには使用に注意が必要な成分が含まれている、といったことが消費者の不安要素として大きいようです。

近年は食の安全についての消費者意識が飛躍的に伸びていますし、インターネットで調べるとすぐに色々なことがわかるという時代背景も手伝って、こうした「品質・安全性」という面にまで意識を伸ばせる方が増えているということの証明でもありますね。

3.ここが不安!青汁三昧の成分を分析

では、先の感想で見られたような「低評価につながりやすいいくつかの不安要素」をもう少し詳しく解説していきます。

3-1.ネット評価を見ると…原料が”中国産”?

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まずは原材料の産地についての問題からみてみましょう。

インターネットで「青汁三昧、原料、産地」などと検索をしてみると、表示されるページのほとんどに「青汁三昧の原料は中国産である」と記載されています。

中国産の野菜などは非常に多く日本に輸入されていますが、栽培方法や農薬の使用方法、使用量の基準値などが日本とは違うことから、長期的に摂取した場合の体への影響が不安視され、過去にも大きく報道された経緯があります。

そのため中国産の食品については「安いけど健康にはあまり良くない」といったイメージが定着しているというのは致し方ない現実といえると思います。

青汁三昧は毎日1~2杯を継続して飲むものなので、もし本当に原料野菜の栽培地が中国なのであれば消費者の不安も仕方のない部分もあるのですが、ダイレクトテレショップ公式ページには、「原料は全て国内の専属農家が栽培している」と明記されているのです(※2016年12月現在)

「どちらが本当の情報?」と疑問を感じる方も多いと思いますが、問い合わせてみたところ『商品開発・販売当初はインターネット上の情報通り「中国産」の野菜を使用していた経緯があり、その後国内の栽培品に切りかえた』との回答でした。

つまり、現状販売されている商品はいわゆる”リニューアル品”ということになります。国産野菜であること、更には専属農家の栽培品であることを最前面にPRし直している最中ということですね。

3-2.青汁原料より多い人工甘味料

苦いはずの青汁を「甘い」と感じる方が多い理由が、この「人工甘味料」の配合量の多さにあります。

青汁三昧の商品仕様の表記を確認すると、還元麦芽糖水飴、難消化性デキストリン、大麦若葉粉末、ゴーヤー粉末、ケール…と続くように記載されています。

日本国内において、食品・加工食品はその配合の「多い順」に明記することが義務付けられています。

つまり、青汁成分である大麦若葉粉末より、前にある「還元麦芽糖水飴」「難消化性デキストリン」の配合量が多いということがわかります。

『還元麦芽糖水飴』とはとうもろこしやじゃが芋などのでんぷん質から作られる糖に「水素」を添加した人工甘味料のひとつで、お砂糖のおよそ50%ほどのカロリーで75%前後の甘みを感じられるとされています。

そのためカロリーカット系のおやつやジュースにも使用されているありふれた甘味料のひとつですが、青汁三昧は飲みやすさを追及するためにこうした人工甘味料を青汁成分よりも多く配合しているのです。

いくらお砂糖より低カロリーとはいえ、「青汁の成分より糖分の配合が多いのは…」と躊躇してしまうのも無理はないと言えるでしょう。

3-3.健康的に良くない添加物の表記も

もう一つ、青汁三昧の原材料表記の中で気になる添加物があります。先にご紹介した還元麦芽糖水飴とは別に、「甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)」という記載があるのです。

アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物(以下アスパルテーム)は日本国内の食品に非常に多く使われているアミノ酸系人工甘味料のひとつで、1983年に日本国内においても使用が認可されているものです。

しかし近年、このアスパルテームの安全性について疑問の声がいくつか上がっており、現在に至るまでその安全性について様々な議論や研究が繰り返されているものなのです。

もちろん、世界的にも「安全」であるがゆえに認可され、使用を認められている食品のひとつです。しかし、その「安全」についての根拠がまだ乏しいという指摘があることも事実です。

有名なところではアトピー体質の悪化や不妊症・不育症への影響懸念、心疾患や肝障害、認知症の促進などが疑われています。

ただし、これらの不安要素への指摘も未だ【研究段階】であるという前提は忘れないようにしておきましょう。

3-4.ビタミン類の表記順も添加物より下

青汁という健康食品の魅力は、食物繊維やポリフェノールを豊富に含んでいる野菜を効率よく摂れるというところです。

結果的に野菜が持つビタミン類も同時に摂取できるので、健康づくりはもちろん、肌細胞の生まれ変わりを促進するなど美容への効果を大きく期待している方も多いでしょう。

しかしここでも、原材料表記を確認すると人工甘味料であるアスパルテームよりも後に「ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB12」とビタミンB群が記載されています。

ゴーヤが配合されているため、ビタミンCの配合量は他社よりも多いと言えるのですが、B群や葉酸についてはやや少ない…という印象ですね。

ビタミンB群は細胞の生まれ変わりを助けるために必要な栄養素ですので、せっかく青汁を飲むのだから美容効果も…という人にとっても、やや物足りなさを与える理由のひとつかもしれません。

4.◯◯な悩みに効果はある?口コミと合わせて調査

「青汁を飲む」ということについて、「好きだから飲む」という人は少ないかと思います。健康のために飲む、という目的がないとなかなか手が出ないアイテムですよね。

「健康のため」という目的を更に掘り下げて、効果に期待が出来るかどうかを考えてみましょう。

4-1.便秘解消への期待値は◯

青汁は食物繊維が豊富であるため、慢性的な便秘症改善のために始めるという方はとても多いのではないでしょうか。

青汁三昧もその他の青汁同様、ケールや大麦若葉の食物繊維を摂取できるのでその点には期待が出来ると思います。

また、難消化性デキストリンという合成食物繊維も入っているため、頑固な便秘に悩まれている方もその効果を実感しやすいようです。口コミ評価でも、お通じは良くなった、という評価が複数見受けられました。

便秘は体の抵抗力を落とし、その他の疾病なども引き寄せやすくなると言われています。「まずはお腹のお掃除をしたい!」という方には良いでしょう。

4-2.ダイエット効果への期待値は✕

「青汁ダイエット」などのキャッチフレーズがメジャーになってきていますが、基本的には「腸内環境を整えて老廃物を排出しやすくする→代謝が上がって痩せやすい体を作る」というのが根本の考え方です。

青汁三昧で絶対にダイエットは出来ないのか、といえば、食物繊維が豊富ですのでお腹のお掃除には期待が出来ますし、青汁ダイエットの原則はクリア出来ていると思います。

しかし、気になるのは人工甘味料の多さです。いくらカロリーオフの甘味料である、といっても、糖質は糖質です。過度に摂取すればその分ダイエット効果が薄れるリスクはありますし、糖質制限ダイエットと併用してダイエットしているという方にはちょっと取り入れにくい商品であると考えます。

口コミなどでも、「ダイエット効果はほとんど感じられなかった」「甘いので、あまり糖質カット出来ている実感もない」という感想が多く見られました。

ダイエットが第一目的の方は、甘味料を使用していないタイプのものを飲む方が実感しやすいかもしれませんね。

4-3.美肌づくり・エイジング対策には△

「青汁で美肌づくり」というのは、多数の女性ファッション誌や美容関係の記事でも取り上げられていて、アンテナの鋭い人にはすでに常識のひとつかもしれません。

しかし、青汁三昧で美肌も…と考えた時には、やや微妙…というのが口コミ評価、そして成分表から想定できる期待値です。

青汁の原材料であるケール・ゴーヤ・大麦若葉それぞれに含まれる栄養素にビタミン類がありますが、それら原料成分よりも甘味料や難消化性デキストリンの配合量の方が上であるため、「栄養素が吸収される速さよりも排出する速さが先に出やすい」と考えられるためです。

もちろんビタミンの吸収率というのも個人差がありますし、全ての人にとって同じというわけではないですが、元々ビタミンというのは排出されてしまいやすいもの。

出来る限り多く青汁成分や栄養素が多く配合されているもののほうが美容のためには効果が出やすいのです。

5.妊婦さんや胃腸虚弱タイプの人は注意!

「妊娠中でも青汁はOK」、「妊活中にも青汁が効果的」といった情報は様々な健康サイトに書かれていますし、お医者さんの中には積極的に勧めるという方もいらっしゃいます。

しかし、妊娠中の方は通常とは「体のつくり」が異なります。そのため、通常であれば問題はないものでも、意外と気をつけないといけない事柄がいくつかありますので、何か健康食品を摂ろうと考えたら必ずその栄養素や成分をチェックするようにしてください。

5-1.気をつけたい!知っておきたい食品添加物のリスク

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食品添加物とは、着色料や保存料だけではありません。香料や人工甘味料、合成ビタミン類も食品添加物になります。

これら食品添加物の全てが「有害」であるわけではなく、摂取しても問題がないとされているものがほとんどです。

しかし、その言葉の解釈には"大人であれば問題ない"という意味や"組み合わせなければ問題ない"というものも非常に多くあるのです。

その他にも"一時的な使用であれば問題はないけれど、継続して摂取した場合の予測が困難なもの"、"細胞分裂に影響が蓄積される可能性は否めないもの"と指摘を受けているものもあります。

そのため、レディースクリニックの医師や管理栄養士、発達指導医などは、妊婦が食品添加物を摂取する場合については"大人であれば良いというものでも「胎児にとっての影響までは予測されていないものが多い」くらいの認識をもってリスク管理をするのが望ましい"という意見が大半です。

特にアスパルテームなどの人工甘味料は胎児への影響を指摘する研究団体もあり、未だにその真偽はハッキリと発表されていません。

妊活中・妊娠中のナイーブな体の時には極力自然のものを摂取するほうが安心です。

5-2.妊婦さんに必要なビタミン類と添加物のバランス

妊活中や妊娠中、特に妊娠初期には大量のビタミンを消費しますので、その補給に青汁はピッタリと言われることも多くあります。

特に妊娠初期などには、葉酸という水溶性ビタミンB群のひとつがDNAを形成したり、細胞分裂を促進したり、胎児の神経回路を作ったりする非常に重要な役割を担います。

青汁の主原料、ケールは緑黄色野菜の中でもそれら葉酸を多く含むとされているので、ケールを使った青汁が妊婦さんの栄養補給に良いとされるというわけです。

しかし、青汁三昧の場合において気になるのが、やはりその配合量のバランスです。

ケール粉末やビタミンB群の配合量が食品添加物よりも少ないので、妊婦さんに十分な量のビタミンを補給しようとすれば、その分添加物も過剰な摂取になります。

添加物のリスクについては先述した通り。

過剰に摂取した場合にはどのような影響が出るかは予測が難しいのです。栄養補給を目的とするなら、添加物の入っていないもの、かつ葉酸を含めたビタミンB群の配合量をチェックする方がより安心です。

5-3.難消化性デキストリンにも注意が必要

妊婦さんにだけ限った話ではなく、よく下痢をする人や下痢と便秘を交互に繰り返すなどの「お腹が弱い人」も、青汁を飲む時はこの難消化性デキストリンには要注意です。

難消化性デキストリンは主にとうもろこしから作られる人工の食物繊維です。

生産にかかるコストが安く、かつどのような食品にも対応しやすいことから、色々な健康食品に使用されています。

この食品自体が危険ということはあまりないと言えるのですが、腸内のバランスが狂いやすいタイプの人や、妊娠中でホルモンバランスが安定しない人は、こういった成分に過剰反応をしてしまい激しい下痢や嘔吐につながる場合があります。

激しい下痢や嘔吐というのは、繰り返せば脱水症状を引き起こしやすくなり、脱水症状はきちんと対処しなければ死につながるほどの怖い症状です。

あまり胃腸が丈夫でない方、妊娠中の方は特に細心の注意が必要と言えるでしょう。

また、一部の説ではありますが、難消化性デキストリンを生成する主原料のとうもろこしが遺伝子組換えのものである場合もあります。

胎児への影響を心配される場合は、難消化性デキストリンを不使用のもの、あるいは原産地などの細かな表記を徹底しているメーカーのものを選ぶようにしましょう。

6.青汁三昧と青汁三昧ライトって何が違うの?

6-1.青汁三昧ライトとは

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Amazonや楽天などでは、「青汁三昧ライト」という商品も販売されています。
実は「青汁三昧」はダイレクトテレショップの独占販売のような状態なのですが、こちらのライトは流通方法を少し変え、入手経路を増やした商品です。

主原料はケール・ゴーヤ・大麦若葉、と従来の「青汁三昧」と同じです。販売元・製造元も同じですが、大きな違いは「人工甘味料不使用」という点。

先にもご紹介した「アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物」を使用しておらず、甘さがやや控えめになっているようです。

このことから、人工甘味料使用について抵抗がある場合や、糖質が気になる場合にはこちらを選ぶと良いかもしれません。

ただし、青汁三昧ライトにも還元麦芽糖水飴などの糖質は含まれていますので、完全に甘味料の糖質をカットしたいという場合には成分表をもう一度確認するようにしてくださいね。

6-2.価格がやや上がる

青汁三昧は公式ページからの購入であれば、1箱60包入りが3000円プラス消費税、送料300円で購入できます。

こちらの内容量としては1包3.3gですので、1日1袋の消費であればおよそ2ヶ月、1日2袋飲みたい人にも嬉しい内容量と価格です。

青汁三昧ライトについては公式外のAmazonや楽天といったネット販売サイトを利用しており、送料はその代理店により若干変動があります。

また、青汁三昧ライトについては主要サイトでの取扱が「1箱30包/1包5.5g」となりますので、1日1包のみの消費でおよそ1ヶ月分です。価格は2016年12月現在、楽天での最安値が3086円、Amazonでの最安値が3200円でした。

1日あたりのコストが50円前後の「青汁三昧」と比較すると、1日1杯で102円前後になるため、若干ですがコストが高くなります。

6-3.メリットは”人工甘味料不使用”

価格がやや割高になったとしても、やはり人工甘味料不使用というのは大きなメリットです。

飲みやすさも消費者にとってはもちろん大切なのですが、それよりも大事なのは「安心して継続できる安全性」だと考える人は少なくはないでしょう。

人工甘味料や食品添加物が全て悪だ、と考えるのはやや早計だと思いますが、「青汁を飲む」という人は少なからずそれまでよりも健康志向が上昇した方です。
そうした食品のリスクを負わないという意識が高いので、こうしたブラッシュアップ商品が次々と販売されているという背景もあるでしょう。

また、腸内のお掃除をしてダイエットに役立てたいという方、甘口のシロップ風味が苦手な方にも、人工甘味料を抜いているというのは大きな利点です。

甘味によって味に飽きる心配も少なくなりますし、もし飽きてしまったり「甘味をつけたい」と思うのであれば、国産のはちみつなどをプラスするなどのアレンジも出来ます。

安心して継続するために、自分が気になるポイントはどこなのかをしっかりと明確にしておくようにするとなお安心ですね!

7.まとめ

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テレビでよくコマーシャルを見る、広告を見る、という商品は、私達消費者の記憶に残るので、漠然と「良い商品なのだろうな」と安心感を抱くことがあります。

しかし、数年ののちに産地を偽装していたり食品衛生法に違反していたりして大騒ぎになった、というニュースを見たことがある人も多いでしょう。

食の安全は守られるべきものですが、それが守られているかを確認するのは最終的には自分です。

しかし、産地はどこか?製法は何か?添加物とは何なのか、本当に悪いのかそうではないのか…全て考えると「何も食べられなくなってしまう!」と困ってしまう人もいるかもしれません。

そうなると元も子もないですし、せっかく健康のために何かを始めようとしている気持ちに水を指してしまいかねませんよね。

疑心暗鬼になる必要も、神経質になる必要もありません。まずは「その食品に含まれているもの」を確認するだけでも良いと思います。

自分が欲しい成分、体に良いとされている成分はどれくらい含まれているか、あまり好ましくない添加物は使われていないか、というポイントだけでも確認すれば、安心感は格段に上がります。

成分表示、原材料表示を見るという習慣は身についてしまえばそれほど大きな負担ではありません。
食品を手に取ったら、まずはくるっと裏面に返して表示を読むようにしてみましょう。

気になる添加物の名前、よく知らない科学的なものの名前は、時間のある時に調べてみて下さいね。